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ホームページを作ったのに問い合わせが来ない?原因は「作り方」ではないかもしれない

はじめに

「リニューアルしてから半年経つんですけど、全然問い合わせが増えなくて」

この手の相談を、ここ数年で何度も受けてきました。

制作会社に依頼してサイトを作り直した。費用もそれなりにかけた。デザインも前より格段に良くなった。なのに、なぜか問い合わせが来ない。

こういうケースで原因を探っていくと、共通のパターンが見えてきます。問題は「サイトの出来」ではなく、「公開後に何もしていない」ことにあることがほとんどです。

この記事では、私が実際に相談を受けてきた事例をもとに、問い合わせが来ない本当の理由を整理します。技術的な解説よりも「なぜこういうことが起きるのか」という構造の話が中心になりますが、富士市をはじめ静岡県内の製造業の方にも当てはまる話だと思っています。

この記事のまとめ

  • 「問い合わせが来ない」の原因は、制作品質よりも公開後の運用にあることが多い
  • 計測ツール(GA4・GTM)が正しく動いていないと、そもそも改善の出発点に立てない
  • ヒートマップやアクセス解析なしに「なんとなく修正」しても、的外れになりやすい
  • 制作会社との関係が切れた後、誰も改善を担当していないケースが非常に多い
  • 「作ったら終わり」ではなく「作ってからが本番」という感覚が問い合わせを生む

Common Problems

問い合わせが来ない、よくある4つの原因

01 📊

最多パターン

そもそも計測できていない

GA4・GTMの設定ミスで、アクセスデータがほぼ取れていないケースが多い。「入れました」と納品されても、正しく動いていないことがある。

02 👀

よくある見落とし

データはあるが、誰も見ていない

毎月レポートが届いても、見方が分からず放置。データがあっても使えていなければ、ないのと変わらない。

03 🎯

お金の無駄になりやすい

根拠なく「なんとなく修正」している

ヒートマップや解析データなしに修正しても的外れになりやすい。原因を特定してから動かないと、費用だけかかって効果が出ない。

04 🏭

製造業に特に多い

公開後、誰も担当していない

納品で制作会社との関係が終わり、社内に運用担当者がいない。「表示される」と「機能している」は別の話。

そもそも「計測できていない」問題

意外に多いのが、これです。

「アナリティクスを入れてもらったんだけど、見方が全然分からなくて」という相談は定番ですが、それ以前に、導入自体が正しくできていないケースも少なくありません。

以前、相談を受けたサイトを確認したとき、GA4(Google Analytics 4)とGTM(Google Tag Manager)の設定が根本的にズレていて、トラフィックデータが取れていない状態でした。制作会社は「入れました」という認識で納品していたようですが、実際には機能していなかった。

化学メーカーで研究開発をしていた頃、分析機器のキャリブレーション(校正)は最優先事項でした。どんなに精度の高い機器を使っていても、校正が間違っていれば出てくるデータは全て使い物にならない。正しい結論どころか、間違った方向に進む根拠になってしまう。

ホームページの計測ツールも同じです。正しく設定されていないと、いくらページビューがあっても「どこから来て」「どこで離脱したか」が分からない。改善しようにも、何を改善すればいいのか判断できない状態になります。

まず「計測できているか」を確認するところから始めないと、その後の話が全部空振りになります。

データはあるのに、見ていない問題

計測ツールが正しく動いていても、誰も見ていないというケースも多いです。

「毎月レポートが届くんですけど、正直何を見ればいいか分からなくて、そのままにしています」

これも実際によく聞く話です。GA4のダッシュボードは情報量が多く、Web担当者が専任でいるような大企業ならともかく、兼務で対応している中小企業では「見たけど意味が分からなかった」で終わることも珍しくありません。

アクセス解析のデータを見る意味は、「問題のある箇所を特定すること」です。どのページで離脱が多いのか、どこから来た人が問い合わせまで到達しているのか、モバイルとPCで行動パターンが違うのか。こうした情報が揃って初めて「どこを直せば問い合わせが増えるか」の仮説が立てられます。

データがあっても使えていないなら、ないのとほとんど変わりません。

「なんとなく直したい」が一番お金の無駄になる

よくあるパターンがもう一つあります。

「トップページのデザインをちょっと変えたいんで見積もりお願いします」と前の制作会社に依頼したら、かなり高額な金額が出てきた、というケースです。

問題は金額だけじゃなくて、「なぜそこを直すのか」の根拠が曖昧なまま修正しようとしていることです。

実際に相談を受けてヒートマップツールを入れてみると、訪問者がどこで止まり、どこをよく読み、どこで離脱しているかが視覚的に分かります。スクロールが止まっている位置、クリックされていないボタン、読まれていない長文の説明。これを見てから修正箇所を判断するのと、なんとなく「ここが気になる」で修正するのとでは、効果が全然違います。

ファーストビュー(FV)のキャッチコピーが刺さっていないのか、サービス説明が分かりにくいのか、問い合わせフォームの入力項目が多すぎて途中で止まっているのか。原因によって打ち手は変わります。

公開後、誰も担当していない問題

製造業の会社に特に多いと感じているのが、これです。

制作会社に依頼してサイトを作り、納品されたらそこで関係が終わる。その後のサイトの運用や改善を担当する人が社内にいない。「何かあれば制作会社に連絡」とは言うけれど、定期的に見直す仕組みがない。

製造業の現場では、設備の定期点検やメンテナンスは当然のこととして組み込まれているのに、ホームページは一度作ったら放置、というギャップをよく感じます。設備だって「動いている」だけでは意味がなく、精度が出ているかを定期的に確認しますよね。サイトも同じで、「表示される」と「機能している」は別の話です。

競合のサイトは更新されていく。Googleのアルゴリズムは変わる。お客さんの検索行動も変化する。サイトが公開された瞬間から、少しずつ「ずれ」が生じていきます。そのずれを定期的に修正していく人がいないと、半年後・1年後に「なんか問い合わせが来なくなった」という状態になります。

富士市の製造業に感じること

富士市や静岡県内の製造業の会社を見ていると、技術力や製品品質は本当に高いのに、Webでの見せ方が追いついていないケースが多いと感じています。

現場の仕事に集中するあまり、「ホームページは一回ちゃんと作れば大丈夫」という認識のまま時間が経っている。あるいは、Web担当者が総務や営業の兼務で、専門的な判断が難しい状況に置かれている。

技術力と発信力のギャップを埋めることが、問い合わせを増やすための一番の近道だと思っています。そのためには「何が問題か」を正しく把握するところから始める必要があります。

まとめ

ここまで整理してきた問題を振り返ると、共通しているのは「公開後に誰も何もしていない」という点です。

計測ツールが正しく動いていない。データはあるけど誰も見ていない。修正したいけど根拠がないまま動こうとしている。担当者がいない。

こうした状況は、制作会社の責任というよりも、「作ったら終わり」という認識のまま時間が経ってしまった結果です。

ただ、自社で全部対応しようとする必要はありません。計測の設定が正しいか、データのどこを見ればいいか、どこから手をつけるべきか。こうした「現状把握」の部分からプロに見てもらうだけで、方向性がかなりクリアになります。

「うちのサイト、そういえば誰も管理していないかも」と思い当たる部分があれば、一度ご相談ください。まず現状を整理するところからお手伝いします。

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